妊娠中に多いカンジダ症は疲れのサインでもある

私がカンジダ症になったのは24歳のころでした。
ちょうど仕事は繁忙期で、朝の6時に起床し、退勤してやっとこさ布団に入るのは夜の1時という多忙な生活を送っていました。
季節は梅雨、住んでいたワンルームは日当たりが悪く、このままじゃ私、カビが生えるんじゃないだろうか……そう思っていた矢先、膣にひりつきを感じ始めたのです。
最初は、たまたま何か炎症を起こしたのかもしれないな、とそのまま放置していたのですが、徐々に耐え切れない痒みと痛みが私を襲い始めました。
数日後、とうとう私は覚悟を決め、時間を作って近場の産婦人科を受診しました。
初めての内診台や、検査器具を挿入される体験に緊張もしましたが、先生は終始優しく、安心できるように計らってくださいました。
そして、そこで診断されたのが「カンジダ症」でした。
カンジダ症は真菌性、つまり、カビによる炎症です。
本当にカビが生えてしまった……!と恐れおののく私に、その医院の院長だったおばあさん先生は、「カンジダ症の真菌は、誰の膣にもいるから、あなたのせいじゃないのよ」と優しく慰めてくれました。
なんでも、普段から女性の膣の中には真菌がいて、例えば当時の私のように疲労を溜め込んでしまったり、あるいは、妊娠中であったりと、免疫力が下がってしまったときに、痒みや痛みを起こすなどの悪さをするのだそうです。
先生からは挿入するタイプの薬を処方していただきました。
また、折悪しく、私は膀胱炎を併発しているようでした。
膀胱炎の治療には抗生物質を使うのですが、この抗生物質にはカンジダ症を悪化させる可能性があるため、もしかしたら、また痒みがひどくなるかもしれない、との忠告も受けました。
確かにカンジダ症は落ち着くまで1週間ほどかかりましたが、そんなにひどくなることもなく、無事に仕事に復帰することができました。
先生に最後の検査結果を聞きに伺ったとき、一番大切なのは、ゆっくり休むことよ、と注意されました。
若くて頑張れるからって、無理して身体を壊してしまったら、人生楽しくないわよ、とおばあちゃん先生に励まされ、それ以来私は、休息を取ることにも気を使うようになったのでした。

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